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脳の下の部分にある脳下垂体。
Pituitary gland image
内分泌系では大きな役割を果たしている下垂体ですが、
下垂体が機能していない私が下垂体の働きについて語る記事です。

下垂体は内分泌系の中間管理職

視床下部と下垂体から分泌されているホルモンと、下部組織

脳下垂体は上司に当たる視床下部からの刺激を受けて
部下にあたる下部組織(副腎・甲状腺など)を刺激するホルモンを分泌します。

脳下垂体の前葉では、4種類。
後葉では1種類のホルモンを分泌しています。

上の表では書かれていませんが下部組織から分泌されるホルモンの量を
視床下部が確認し下垂体への刺激量の調整を行っています。
これをnegative feedbackと言う様です。

negative feedbackは下垂体でも行っている様で
視床下部が行うのを、long loop negative feedback
脳下垂体が行うのを、short loop negative feedback
と言う様です。

ホルモンは実際には他にもある様ですが、
補充が必要なホルモンとして知られているのがこの5種類だけ
なので5種類のみにしました。

系統別に紹介したいと思います。

副腎系

 

CRH→ACTH→コルチゾール
ホルモン補充に使う薬はコートリル錠。
口の中で溶けるととても苦い事で有名なお薬です。

一番大事なホルモン、コルチゾール。
他のホルモンの薬は忘れても直ちには問題ありません。

しかし、副腎系は忘れるとマズイ上に
発熱時などは服用数を1錠から2錠に増やします。

また、風邪などで食べれない時は薬を煎じてても飲め
と言われており、それでもダメな場合は病院に来てと言われています。

やっぱり副腎クリーゼは怖いです。

甲状腺系

TRH→TSH→FT3・FT4
ホルモン補充に使う薬はチラージンs錠

性腺系

LHRH→LH・FSH→テストステロン・エストロゲン

ホルモン補充に使う薬は注射薬のゴナトロピン。

性別や、精子形成の正常化の為
別の薬やを使ったり、併用する様です。

成長ホルモン系

GRF→GH→ソマトメジンC

ホルモン補充に使う薬は注射薬のノルディトロピン。
実はとってもお高いお薬で1アンプルの薬価が約8万円。

なので、重症の患者しか保険適用されません。

成長ホルモンは子供時代、字の通り身長を伸ばす働きがあります。
これは「成長ホルモンが骨に働いている為です。

ただし、二次性徴が始まると徐々に骨の骨端線が閉じ
二十歳を過ぎる頃には完全に閉じると思います。

これ以降は、基本的に身長が伸びる事はありません。

大人にとって、成長ホルモンは無意味かと言えばそうでもありません。
代謝を促進したり、骨を丈夫くしたりなど色々な効果がありますが
詳しくは割愛します。

ちなみににソマトメジンCは成長ホルモンが肝臓に働きかけて
肝臓から分泌されているホルモン。

成長ホルモンの打つ量の調整はソマトメジンCを見て行います。

下垂体機能低下症の検査

下垂体機能低下症の検査は血液検査とMRIなどが行われます。

MRI検査

トンネル状の中で頭を固定されるうるさい検査。
閉所恐怖症の人はダメと書かれています。

これで見るのは下垂体の状態。

下垂体はトルコ鞍と言われるくぼみに入っているそうですが
私の下垂体は確認できなかったそう。

MRIの結果表みたいな紙にもかかれていましたが
トルコ鞍が空な状態、empty sellaでした。

血液検査

様々なホルモンを検査しますが、
多分、30分安静後の採血になると思います。

検査項目にACTHやコルチゾールが含まれていると
歩き回るだけで数値が変動するので30分間安静にした後採血をする様です。

30分安静後の採血はベッドや寝かしたイスに30分横なって30分
安静後に採血をします。

基本的には携帯やスマホをイジるのもダメなので、とても暇です。

負荷試験

血液検査だけだと現在の数値しか分かりません。

負荷試験は視床下部から分泌されるホルモンを注射し
下垂体や下部組織からホルモンを採血せ確認し反応を見る検査です。

一番メジャーなのが四者負荷試験だと思います。

これも、30分安静後に注射をして30分置きに採血をするので
2時間ぐらい横になっている必要があります。

小便がしたくなってもトイレに行けず
尿瓶で行うハメになるので、トイレは済ませておきましょう。

この検査は薬を注射するので、看護師では無く医師が行っています。

下垂体機能低下症の治療

治療は足りなくなっているホルモンを補充するだけ。

1~2ヶ月に1回採血&診察をし薬の量を変更したり
問題が無ければそのままです。

後は、コレステロールなどが高くなりやすいので
コレステロールを下げる薬なども服用しています。

治療費

治療費は、難病指定されているので
認定されれば月の上限が1万円になります。

上限額は収入によって異なります。

認定前の検査などは完全に自己負担です。

認定にはMRI検査、血液検査、負荷試験が必要なので
合計5万円前後は掛かると思います。

私の場合、検査入院したのでそれ以上でした。

下垂体機能低下症の予後

キーワードサジェストツールなどでは下垂体機能低下症 寿命
とかでていますが、基本的には寿命が短いとかはありません。

もちろん、ホルモンがちゃんと補充出来ていればですけどね。

あと、高脂血症、高血圧が発生しやすいみたいなので
心血管系疾患には要注意です。

でも、ちゃんと病院に通っていれば血液検査で把握出来るので
対策はしてくれるので気にする必要は無いと思います。

副腎クリーゼ

一番怖いのがこれ、急性副腎不全とも言うそうです。

コルチゾールはストレスホルモンとも言われていますが
生命維持に欠かせないホルモンです。

飲み忘れても飲める様に、カバンに予備を入れてます。