負荷試験とは

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下垂体機能低下症で行う負荷試験は下垂体の機能の確認の為、行われます。

ホルモンの負荷試験

負荷試験は30分安静後採血した後ホルモン剤を注射して
複数回採血を行います。
なのでこの検査は医師が行います。
行う場所は内科処置室か複数の負荷試験を行う場合は
検査入院で行うことがあります。

検査に掛かる時間は最終採血時間が大体120分なので
安静にしている時間も含めると最短で2時間30分掛かります。

もちろん、検査途中も安静で立ったり、座ったり、は出来ず、
あまり体を動かさない様にします。

採血回数は大体、注射前、後30分、60分、90分、120分の5回です。

ちなみに注射するホルモン剤は本来視床下部から出ている
ホルモンを注射しています。

ホルモン剤を注射すると体が火照ったり、尿意を生じたり、気分が
悪くなる場合がありますが、数分経てば大体収まります。

下垂体が機能していればホルモン量が増え血中ホルモンも変化するのですが、
下垂体の機能が低下しているとホルモン量の変化が少なかったり
変化が有りません。

検査結果は1週間以上掛かります。

下垂体機能低下症&尿崩症で行う負荷試験
下垂体前葉全域
4者負荷試験(成長、副腎、甲状腺、性腺系の4つ)

成長ホルモン系
GRH負荷試験
グルカゴン負荷試験
インスリン負荷試験
アルギニン負荷試験
副腎系
ATCH負荷試験
CRH負荷試験
甲状腺系
TRH負荷試験
性腺系
LH-RH負荷試験
HCG負荷試験

下垂体後葉(尿崩症)
高張食塩水負荷試験(中枢性尿崩症の検査)
バゾプレッシン負荷試験

性腺に異常のある場合は検査入院の始めに4者負荷試験をして
LH-RHを1週間ぐらい毎日注射した後、LH-RH負荷試験を
する場合があるみたいです。