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点灯管が古くなると、ピコン・ピコンと音がしてなかなか点きません。
さらにダメになると十秒以上蛍光灯が付かない事も。
そんな時は点灯管の交換が必要ですが
点灯管よりも電子点灯管に変えてしまいましょう。
蛍光灯が点く仕組み
まずはウィキペディア(蛍光灯)に載っている回路図。
By Inkwina (トーク · 投稿記録) – 投稿者自身による作品, パブリック・ドメイン, Link
一般的な蛍光灯は安定器(G)・蛍光灯(A)・点灯管(C)の3つで構成されています。
点灯管にはノイズ低減用のコンデンサ(E)が内蔵されている様です。
まず(B)からAC電源に接続すると安定器(G)と蛍光灯内のフィラメント(F)を経由して
点灯管(C)に電圧が掛かります。
点灯管に電圧が掛かると、グロー放電が点灯管内で起こります。
グロー放電の熱で点灯管のバイメタルが変形し点灯管内でショートがします。
ショートするとフィラメント(F)に電流が流れ、フィラメントが暖めれれます。
ショートによりグロー放電が止まっているので熱が冷めバイメタルが元に戻る事で
点灯管内のショートが解消されます。
解消されると安定器のコイルによるキック電圧が発生し、
暖められていたフィラメント(F)から電子が放出され蛍光灯が点灯します。
コイルにはあまのじゃく特性があり、電流を流そうとすると阻止しようとし、
止めようとすると高電圧を放出します。
蛍光灯が点灯している間は、点灯管に掛かる電圧が下がるので
点灯管が動作する事はありません。
電子点灯管は何が良いのか、メリットは?
通常の点灯管はバイメタルの動作により点灯するので
点灯までに3秒程は掛かります。
電子点灯管は電子部品で構成されていて
物理的な動作が無いので長寿かつ点灯が早いです。
今回変えた所は点灯管が古く10秒以上点灯しない時がありましたが
電子点灯管に変えた後は1秒以内には点灯している感じです。
値段はオーム電機の点灯管FG-1Eが2個で120円ぐらい。
パナソニックの電子点灯管が1個で380円ぐらい。
値段的には倍以上します。
値段は高いですが点灯管に比べて10倍は長持ちするので
何回も点灯管を変える事を考えると割安です。
また、点灯管が劣化すると点灯時にピコンピコンと点滅しますが
蛍光灯のフィラメントを劣化させる原因となるので
電子点灯管にする事で蛍光灯も長持ちさせる事が出来ます。
あとがき
私の部屋もそうですが、最近増えているHf蛍光灯はインバータ式
なので点灯管は不要です。
【関連】部屋の蛍光灯を変えてみた
Hf蛍光灯の方が長寿命で明るい様です。
蛍光灯が寿命の時は点灯途中に点滅したり
明るさが減ったと感じた時。
点灯管は蛍光灯がなかなか点かない時。
ケチっていると蛍光灯の寿命にも影響するので
早めに交換しましょう。
ジーっと音がしたり、蛍光灯や点灯管を変えても点滅などが
直らない場合は器具側の不具合かもしれません。