※記事内に商品プロモーションを含む場合があります
副腎の働きが悪くなり、副腎から分泌されるホルモン、
副腎皮質ホルモン(ステロイド)が分泌量が少なくなったり、
分泌されなくなる病気。
症状
副腎皮質ホルモンが少なくなると、
疲れやすくなったり、食欲不振、低血圧、不眠などの症状が
出ることがあります。
通常は症状が出ていなくても、
感染症などのストレスが過度に掛かると、
急に副腎皮質ホルモンが足りなくなり、
急性副腎不全(副腎クリーゼ)になる事があり、
頭痛や吐き気などの症状で、悪化すると
意識が無くなり、最悪死に至ります。
検査
副腎不全の場合、血液検査のコルチゾールの
値が低くなります。
また、副腎に障害が有り副腎皮質ホルモンが
分泌されなくなっている場合は、
血液検査のACTHの値が高く、
視床下部、下垂体に障害が有り副腎皮質ホルモンが
分泌されなくなっている場合は、
血液検査のACTHの値が低くなります。
これは、内分泌系にはフィードバック(negative feedback)が
働いていて血中コルチゾールの量を調整しています。
副腎系は下のようになっています。
視床下部 CRH(ACTH放出ホルモン)
↓
下垂体 ACTH
↓
副腎 コルチゾール
処方
副腎不全の治療はコートリルが処方されます。
服用する量、回数は検査結果で判断されます。
また、
高熱(38℃以上)や抜歯などのストレスが掛かる時は、
コートリルの量を1錠増やします。