無水エタノールを希釈して消毒でつかう方法

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新型コロナウイルスの影響で、マスクは薬局で品切れになっています。
花粉症もあるので私は、マスクを洗って再利用しています。
【関連】使い捨てマスクの再利用は洗ってアルコール消毒すると良い

今度は、消毒用アルコールまで、品切れになっていて
アマゾンで見ると、イソプロパノール含有消毒用エタノールが
なんと3900円となっています。

逆にイソプロパノールを含まないエタノールの方が
3200円と、なぜが逆転しています。

そこでおすすめなのが、無水エタノールです。
薬局でも、まだ在庫がありましたし、
アマゾンでも、そこまで価格がつり上がっていません。

この記事では、無水エタノールしか買えなかった人
消毒用に間違えて無水エタノールを買ってしまった人が
無水エタノールを消毒用に使う方法を紹介します。

薬局で売られているアルコールの種類

薬局で売られているアルコールは主に3種類

  • 無水エタノール
  • 消毒用エタノール
  • 消毒用エタノール(イソプロパノール含有)

健栄製薬の無水アルコール、消毒用エタノール、消毒用エタノールIP

無水エタノール

エタノール純度99%以上と、純度の高いエタノールです。
水分を含んでないので、精密機器の清掃に使われます。

電子機器以外にも、キッチンなど様々な所の掃除
にも使えます。

500ml入で、通常時の薬局で購入すると
約1000円、消毒用エタノールと比べると高いです。

消毒用エタノール

消毒用エタノールは2種類あり
消毒用エタノールと、イソプロパノール含有の消毒用エタノールがあります。

エタノール純度は約80%です。

通常時の薬局で購入しようとすると
消毒用エタノールは約800円
イソプロパノール含有消毒用エタノールは約500円です。

イソプロパノール含有消毒用エタノールの方が
酒税の影響を受けず、一番安価です。

手指の消毒ならイソプロパノール含有のエタノールで十分です。
ヨーグルトの培養容器など口に入る可能性のある場合は
イソプロパノールを含まない消毒用エタノールを使った方が安心です。

無水エタノールを希釈して消毒用に使う

ウイルスの場合、エンベロープと言われるタンパク質がある
インフルエンザウイルスやコロナウイルスなどは
エタノールによる不活性化が可能です。

逆にエンベロープが無い、ノロウイルスなどはエタノールでは
不活性化できません。
ノロウイルスの場合は、次亜塩素酸ナトリウムが不活性化の効果があります。
商品名で言うと、ハイターなどです。

エタノール自体にも殺菌消毒の効果がありますが、
一番効果を発揮するのがエタノールが蒸発する時です。

エタノール蒸発時に細菌や、ウイルスの水分も巻き込んで
蒸発する事で殺菌やウイルスの不活性化の効果があります。

この時に、アルコールにある程度水分が含まれる方が
消毒効果が高いと言われています。

多くの消毒用エタノールでは、約80%となっています。
残りの20%は水です。

希釈割合

  • 無水エタノール 80%
  • 水道水 20%

消毒に使うのであれば、希釈する水は水道水でOKです。
厳密にやる場合は、精製水を使って下さい。

割合は多少、増減があっても大丈夫です。
70%~90%ぐらいならOKです。

60%以下となると効果が薄くなるので
無水アルコールを追加して下さい。

あとがき

マスクや、エタノールの価格高騰の要因は品不足にありますが
もう一つの要因は、転売屋です。

アマゾンで高額で売られている消毒用エタノールも
転売屋が在庫している商品です。

できるだけ、転売屋からは買わないようにしましょう。

あとは、新型コロナウイルスが落ち着いて
花粉症が本格化する前にマスクの在庫が復活してくれることを
願うばかりです。