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eaxも使っている暗号ソフト「TrueCrypt」が安全ではないとして
開発者が突然プロジェクトを中止してしまいました。
暗号化ソフトTrueCryptは「安全ではない」~匿名開発者が突然プロジェクトを中止
暗号化ソフトTrueCryptは安全ではない
突然の開発中止となりhttp://www.truecrypt.org/で公開されていたサイトが
http://truecrypt.sourceforge.net/に転送される様になりました。
サイトの転送に伴い旧バージョンのダウンロードが出来なくなりました。
サイトには英語で
警告:修復されていないセキュリティ上の問題が含まれている可能性があるため、
TrueCryptの使用は安全ではない。このページは、
TrueCryptにより暗号化された既存データ移行を助けるためだけに存在している。
と書かれBitLockerに移行するよう勧める手順書が書かれています。
開発者としては安全では無いから、WindowsならBitLocker を使ってとの事
みたいです。
ダウンロード出来る最新バージョン7.2ではマウント機能はありますが
新たに暗号化イメージを作成する事は出来ません。
現ユーザーは7.2にアップデートしない方が良いかもしれない
7.2には暗号化イメージの作成機能が無く、開発中止の経緯も謎ですが、
正当なデジタル署名されているので開発は完全に中止となったみたいです。
また、アップデートすると暗号化イメージの作成機能も無くなります。
他に移るのも、もう少し状況が分かってからの方が良いと思います。
移行先候補「BitLocker」
BitLockerはマイクロソフトWindowsの機能でVistaからの機能です。
ただし、搭載されていないエディションがありVistaと7のUltimate、Enterprise
8と8.1のPro、Enterpriseエディションで使用可能です。
基本的にはハードディスク全体を暗号化する機能なのでTrueCryptみたいに
イメージを作って、マウントと言う使い方は出来ないみたいです。
7より外付けHDDやUSBメモリなどの暗号化にも対応した
BitLocker To Goがあります。
ただ、OSの機能なので次期OSがサポートしない可能性も有るかもしれないですし
BitLocker が無いバージョンも多いので、あまりお勧めでは無いかもしれません。
まとめ
Windowsなら「BitLocker」、Macなら「FileVault」が移行先みたいですが、
TrueCryptの様なマルチプラットフォームな暗号ソフトは存在しないみたいです。
現在ロシアに逃げた元米国国家安全保障局NSAのエドワード・スノーデン氏
も推奨していたソフトなので残念です。
【参考】スノーデン氏直伝のネット安全策
eaxは現在7.1aを使ってますが、しばらくは移行せずバージョンもそのままで
使い続けようと思います。
それにしても、謎だらけです!圧力でも掛かったのかな?