簡易定電流電子負荷の制作

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前に作った超簡易電子負荷は部品数が少なく作れて便利
だけて欠点として電圧を変えると電流も変わってしまう点。
簡易電子負荷の場合、定抵抗モードとして動作するらしいので
電圧が変わってしまうと、同時に電流も変わってしまいます。

そこで、定電流でなるべく簡単にできる電子負荷を探しました。
そこで見つけたのがこのサイトです。
EJ No.3にちょこっと写真が載りました。

このサイトの電子負荷は5V500mA程度の小電力なので
部品を変更して20Wていど吸い込めるようにしました。

変更した部品は
定電流用FETをCRDに。
電流検出用抵抗を1Ωから0.5Ω10Wに。
この抵抗を低くしたので、LEDのVfは2Vの場合、
4Aまで検出することが出来ます。
(VRの上に付いている抵抗は外す)
負荷用トランジスタをNチャネルMOS-FET
2SK2312に変更しました。
電力を増やすには2sK2313にすると良いようです。
ただし、ヒートシンクも大きくするなど放熱の事も考える必要があります。

MOS-FETに変更することで4Vから動作する回路に
なってしまいましたが、4V以下だと別に電源が必要になりそうなので
そのままにしました。

ヒートシンクはマルツで売っていたLSIクーラー社の
34H115L70を使用しました。
これはフランジ型のヒートシンクで穴開け加工が必要です。

ちなみにこのヒートシンクで22W連続運転は冬の外で無いと
温度が70度以上に上がってしまいそうです。
夏場の連続運転はファンなどが必要になるかもしれません。

裏側は結構汚い配線になっています。
5Aのヒューズと電流計を付けています。

その後、余っていた電圧計を付けてみました。

ちなみにケースは昔作って壊れた充電器の残骸を使用しました。
鉛充電池の充電には電流制限付きの安定化電源を前作ったので使ってます。