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NE555で作った、シューマン共振発生器。
半固定抵抗での調整が必要で周波数カウンタが無ければ
正確に調整出来ません。
計算上では91.6KΩですが抵抗には誤差があるので
実際の出力周波数は分かりません。
【関連】NE555を使ってシューマン共振発生器を自作した
そこで、PICマイコンでシューマン共振発生器を作りました。
PICでシューマン共振波を作る
シューマン共振波は7.83hz。
この周波をPICで作ります。
今回はシンプルに短形波にします。
正弦波の方が良いのかもしれませんが、
正弦波にするならウィーンブリッジ発振回路の方が安定しているので良さそう。
しかし部品定数計算と調整が面倒そうです。
7.83hz、これを周波数から周期に変換します。
変換には便利なサイトがあるのでこちらを利用します。
周波数→周期変換
ここで計算すると、
7.83hzは 127.7139208173msとなります。
1周期にはオンとオフがあるので
約63.85ms間オンにして約63.85ms間オフにする
動作をPICで行います。
使ったPICマイコンはPIC12F675。
こんな感じでソースを書きました。
これで63.85ms、1周期にすると127.7ms。
周波数に変換すると、 7.8308535630hzなのでまぁまぁだと思います。
PICマイコンは内蔵CRクロックで動作しているので
精度はあまり高くありません。
その他回路
電源はUSBから取るので5V、レギュレーターは不要です。
GPIO1に出力があるので
GPIO1に電流制限抵抗とコイル、LEDを接続します。
反対側はGNDに接続します。
PICのピンには最大25mA流す事が出来るので
これ以上電流が流れない様に制限します。
私が作った時は100Ωの電流制限抵抗と
青緑色LEDを使いました。
消費電流はLED有で7mA、無しで14mAほどでした。
マイコンに書き込んだHEX
:020000040000FA
:020000000528D1
:040002000034003492
:08000800090083128501831633
:10001000FF239000850130309F0083120730990044
:1000200000309F006220622062204D204D204D2034
:100030004620462046204620332033202F2085149A
:100040006220622062204D204D204D204620462017
:1000500046204620332033202F20851012283028B8
:1000600031283228080034283528362837282F2808
:100070000130A6000130A5000830A400912801300D
:10008000A6000130A5000D30A40091280130A60083
:100090000130A5001230A40091280130A6000130E3
:1000A000A5006230A40091280130A6000130A5000F
:1000B000C630A40091280130A6000430A500E73026
:1000C000A40091280130A6000830A500CC30A4007F
:1000D00069286A286B2891280130A6001430A500F1
:1000E0008230A400732891280130A6004F30A5006B
:1000F0000E30A4007B287C2891280230A60087308F
:10010000A5004F30A40084288528862887289128B8
:100110000430A6000D30A500A130A4008F2890283F
:100120009128922893280000952896289728000067
:0E013000A40B9428A50B9428A60B9428080075
:084000000000010000000000B7
:02400E00C43FAD
:00000001FF
改良したシューマン共振発生器
今回はACアダプタを使用するのでレギュレーターを使用。
コイルは平面か、筒状のモノに巻いたシューマン共振発生器
が多いので筒状のコイルにしました。
ちなみにトイレットペーパーの芯です。
LEDが眩しいので木の箱に入れました。
フタに穴があるのでフタが閉まった状態でも動作しているか
確認できます。
効果はあるか、どうかは分りませんので
作る場合は自己責任でお願いします。