aitendoのDSPラジオキットAKIT-9613を作った

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

先日、大洗と水戸に行った帰りに東京を経由したので秋葉原に行き
秋月電子通商とaitendoに行ってきました。

秋月は平日なのに人が多かった。
土日になると人がもっと増えるだろうから、通販の方が良い様に感じました。

aitendoではslayer exciterの動作確認にも使えるラジオキットAKIT-9613
を購入しました。

説明書は無いDSPラジオキットAKIT-9613

aitendoのDSPラジオキットAKIT-9613を作った後

部品と基板だけで説明書は無く、SMD表面実装なDSPラジオIC
もそのまま入っていました。

ちょっとした地雷も、このキットには含むので完全上級者向けキットです。

SMD表面実装ICの取り付けが必要

秋月だとSMD品は実装済みだったりしますが
このキット、しれっと表面実装ICが2つ入っていました。

本来はフラックスが必要です。

サンハヤト 無洗浄フラックス 15ml HB-L15F

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しかし、この2つのICならフラックスが無くても
はんだ吸い取り線があれば実装可能です。

表面実装ICのフラックスを使わないハンダ付け

まず、ICの向きだけは気をつけて下さい。
向きを間違ってハンダ付けするとハンダゴテでは対処出来ない
可能性があります。

ICの向きに注意しICをテープなどで固定しピンを半田付けします。
この時ピン同士がはんだブリッジしていてもOK。

片側全てブリッジ状態になっていてもOKです。
テープを外し反対側もハンダ付けします。

ここで使用するのが、はんだ吸い取り線

goot はんだ吸取り線 CP-20Y

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先ほどハンダ付けしたICのピンの余分なはんだを
吸い取り線で吸い取ります。

ピン同士のブリッジが解消されたら吸い取り線を外します。
これで、一応は表面実装ICの取り付けが出来ます。

スルーホールなので確認をしてから半田付け

スルーホールと言うのは穴の両面共に導通している穴の事。
スルーホールだと穴の中や反対側にもはんだが流れるので
はんだ吸い取り線でも吸いきれません。

抵抗などの部品をハンダ付けする前に
部品が合っているかよく確認してからハンダ付けします。

電解コンデンサの向きに注意

この写真はIC・抵抗・LEDやコンデンサなどを取り付け
電解コンデンサを取り付ける前の写真。

基板上、電解コンデンサのシルク印刷は斜線が引いてある所は
マイナスになるはず。

しかし、この基板を良く見ると…..

aitendoのDSPラジオキットAKIT-9613、シルク印刷が間違っている所がある

上の電解コンデンサCD4と下の電解コンデンサCD5で
極性が逆になっている!!

これ知らずに電源ONしたら、電解コンデンサが破裂するのでは無いか
と思う。

上のBAT3.0V+から追ってスイッチを経由しCD4に入るのでCD4は正しい。
CD4のプラスが直にCD5のマイナスに入っているので
CD5の印刷は間違いです。

まとめ

色々、面倒な所はありましたが一応ラジオが聞ける様になりました。

室内だと電波が悪いのでほとんど聞けませんが
多少聞けるので動作している様です。

抵抗はR28は無し。
カラーコードが分かりにくいのでこちらのサイトで
抵抗値をカラーコードに変換して抵抗を探していました。

【参考】抵抗のカラーコード

C20のコンデンサのランドはICを取り付けている時に
はんだを付けてしまいコンデンサを取り付けていません。

そのかわり、電源用電解コンデンサに低ESR長寿命で有名な
OSコンを使用。

元々の電解コンデンサが中国のしらないメーカーだったので
電解コンデンサは全て取り替えました。

今回作ったキット

DSPラジオキット(AM/FM/SW) [AKIT-9613] aitendo