ニッケル水素充電池を使ったソーラーポータブルUSB電源

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ソーラーポータブルUSB電源にソーラーパネルを追加しました。

上面

側面

外観はアルミ製のケースに取手を付けてます。
ケースはタカチのYM-250。
前はABS樹脂のケースを使用していましたが、
使っていたアモルファスパネルがダメになったので
ケースを変更しました。
ABSは紫外線に弱いので屋外での使用は避けたほうが良い
と言われています。

内部には
エネループ2セル×4
MPPT回路
5V昇圧回路
などが有ります。

ブロック図

ソーラーパネルは通販でなく大須のタケイムセンで売っていた
SparkFun 開放電圧8V短絡電流310mA PRT-07840
通販では千石電商が扱っています。

DC-DCコンバータは自作で
コンバータICにはLT1302-5を使用。
このICの場合、電圧設定に抵抗を使わなくても
5Vが出ますので回路が簡単です。
ただし、入手性が悪く海外のサイトを利用するので
送料が約3000円($30)掛かります。

LT1302は2V~となっていますが
実際は1.4Vぐらいから昇圧を開始しますので
過放電に気をつける必要が有ります。

充電制御はMPPTで行っています。
夏の炎天下では700mA流れました。
ただ、曇ってしまうと100mAぐらいなります。
充電完了は単純に電圧のみで行っていて、
設定電圧は3.0Vです。
元々、2.9Vにしてありましたが、充電が完了すると電圧低下が
起こってしまうので3.0Vにしました。
MPPT 充電専用コントローラーの製作でも3.0Vでトリクル充電するようです。
トリクル充電はデューティー比を下げて行うのですが、
プログラムが公開されていないのでわかりませんので、
とりあえず充電完了を検出してもPWMを止めず
デューティー比2%ぐらいで様子を見てみます。

中は

右側エネループの下には発泡スチロールをひいてます。
これは熱がエメループに伝わりにくくするためです。
炎天下に置きっ放しにするとしたからも熱が伝わるので。
ちなみに上にはエアーパッキン(プチプチ)を置いています。
プチプチも断熱材になるので使いました。

あと、中やソーラーパネルの接着剤には
エポキシ系の接着剤が良いです。
出来れば硬化60分タイプ。
5分タイプだとすぐに固まって便利なのですが、
熱や水に弱い様で、取れるときはポロッと取れます。
また、セメダインのスーパーXは水などに強く屋外でも使えますが、
長い間使用していると接着が弱くなり
ペリペリ剥がせるようになってしまうので向きません。