ニッケル水素充電池からUSB出力する回路

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ニッケル水素充電池2本からUSB(5V)に出力するには
よく乾電池2本で動作する使い捨て携帯充電器を
分解して使っていました。
使い捨て携帯充電器はコンビニにも売っています。

ただし。

これで5V出力されますが、
問題が1つ有ります。
使い捨て携帯充電器は乾電池で
動作するので入力電圧0.7V(1セル0.4V)
ぐらいまで昇圧回路が動作します。

ニッケル水素電池の終止電圧は1.0Vなので
かなりの過放電になってしまいます。
なので、使い捨て携帯充電器を使った
昇圧回路は使うことができますが、
最後まで使うと電池寿命がかなり短くなります。

昔は、ニッケル水素電池を充電するタイプの
充電器がありましたが現在はすべてリチウムイオン電池に
切り替わっています。
リチウムイオン電池はニッケル水素電池に比べて軽く、
コンパクトなのが特徴ですが、
充放電を管理する回路が必要で
管理が甘いと電池の膨張、発熱、
発火、爆発などが発生します。
なので、管理の甘い使い方では使えません。

そこで代替となる回路は
リニアテクノロジーのLT1302-5が
ニッケル水素電池を電源と想定した昇圧ICで
出力が5Vに固定されていますので、
外付け部品が少なくて済みそうです。
ただ、日本で取り扱っている所が有りません。

そこで、見つけたのが
バイオレッタソーラーギアのUSBアダプター
これもニッケル水素電池2本(2.4V)から5Vへの
昇圧を目的としていて、
さらに過放電防止回路もあります。

使い捨て携帯充電器に比べると5倍ちかい
値段ですが、電池の持ちを考えると
こちらを使った方が良いと思います。