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前作のフィルターはコレ、Ver.2。
このフィルターは濾過能力的には問題ありません。
今の所の問題点は。
- ポンプが脱落しやすくなっていて、はめにくい
- ポンプと本体を結合しているホットボンドが取れそう
- 1枚1枚フィルターを切るのが面倒
Ver.2のフィルターではポンプはフタ部分にあり
メンテナンス時にフタを開ける時に徐々にホットボンドが剥がれていた
のでしょう。
フィルターを切って重ねた所を水が通過するので
目詰りしやすいのかもしれません。
なので、今回は長持ちする、フィルターを作るべく考えました。
水漏れせず外部フィルター並の濾過能力のフィルターVer.3
最初、縦置きか横置きかで悩みました。
縦だと水深が必要ですし、横だと重力でろ材が偏ってしまいます。
今回は、Ver.1に近い縦置きにする事にしました。
Ver.1はポンプがフィルター最下部にあったのでメンテナンス性は最悪でした。
上から吸水する事で糞などのゴミはフィルターに入らず
メンテナンス間隔を開ける事が期待出来ます。
多くのフィルターでは水槽の下の方から吸水していますが
オーバーフロー水槽は水面から吸水しているので良いかなと思いました。
構造
今回もメインのろ材はウール。
綿状のウールでは無く、上部フィルター用のウールを2枚使用します。
下の方には重り兼、補助ろ材としてリング状ろ材を入れます。
ついでに、消臭の効果があるかもしれない、トルマリンも入れました。
ポンプはRio+180を使いましたが、水流が強いです。
もう1つ小さなポンプでも良かったかもしれません。
静かだと動作音が聞こえます。
Rio+パワーヘッドは周波数による品番の違いがあり、地域の周波数と合わせる必要があります。
中部電力関内は長野県の一部を除いて60hz、東京や東北などは50hzとなっている様です。
違う周波数のモノを使うと保証は受けられないかもしれないので
購入前に確認しましょう。
水槽内で使うモノに使える接着剤
金魚などの生体を入れている水槽で使える接着剤は少ないです。
チャームなどではサンゴを固定する様の接着剤が売っている様なので
この様な接着剤は使えます。
今回使ったのは塩ビ用接着剤とバスコーク。
塩ビ用接着剤は塩ビを溶かす溶剤で溶剤が蒸発するので
完全に蒸発すれば水槽内でも使えます。
バスコークは水槽の修理にも使える様ですが
正確には充填剤です。
でも、接着力はあるので接着剤としても使用可能です。
シリコンの力で保持するので、強い力が加わる場所は避けた方が
無難です。
塩ビ用接着剤は塩ビ管と塩ビの底板との接着。
バスコークはポンプと塩ビ管の隙間の充填と固定に使いました。
バスコークがアクが出るらしいので
完全硬化後、水をれたり出したりするなどしてアクを抜く必要がある様です。
塩ビパイプの入手方法
今回使った塩ビパイプはVU100、外径は約12cmあり、結構太いです。
ホームセンターには1メートルで売っていますが
必要なのが17センチなのでかなり余ります。
かなり太いのでパイプカッターでは無く
ノコギリなどで切る必要があります。
ノコギリだと真っ直ぐに切る自信が無いのでカット品を購入する事にしました。
今回、私がお世話になったのはコチラの会社
横山テクノ
個人でも取引してくれる会社で、在庫があれば入金後3~4日ぐらいで発送してくれます。
梱包料が入るので若干高い感じはしますが、必要な分をカットしてくれるので
自分でカットするぐらいなら良いと思います。
塩ビ底板の選定
最初はフォーレックスとか言う低発泡塩ビ板にする予定でした。
試しに別の用途で使っていたVP16で接着テストをしました。
すると、フォーレックスの方が塩ビ管に付く感じで剥がれました。
フォーレックスは低発泡塩ビなので強度的に弱いと思い
普通の塩ビ板にしました。
板厚は1mmの黒の塩ビ板を使いました。
ポンプと塩ビパイプの接合
最初はバスコークを使う予定はありませんでした。
塩ビパイプと底面フィルター用アダプタを装着したRio+を
接合する穴をドリルで開けました。
穴が小さかったので、一気に大きくしようと25mmのホールソーで
穴を拡張させたらガバガバだったので急遽バスコークで
埋める事にしました。
メンテナンス
メンテナンスは前作よりも簡単になっています。
フィルターを切る必要はありませんし、フタもありません。
ウールは2枚を巻いて、パイプの中に突っ込むだけ。
ウールが古くなったら、1枚ずつ交換すれば濾過バクテリアの
急激な減少を防ぐ事が出来ます。
フィルターの水流を見て、弱まってきたら1枚ずつ交換する様にします。
リング状ろ材は、大きなゴミなどはウールで邪魔され下まで届かないので
ほぼ洗う必要はありません。
もし洗う時も、フィルターをひっくり返せば取り出せるので楽です。
ポンプも底面フィルター用アダプターとキスゴムで止まっているだけなので
清掃や交換も簡単です。
注意点
一番、注意しないといけないのが水位。
バケツでテストした所、水位が低くてフィルター内部に水が入らないと
フィルター本体が浮いてきます。
水の中なら発火する事は無いかもしれませんが、外だと危険です。
水位は定期的に確認し、足し水をするなどの対策が必要になります。
あとがき
完成した後は、Ver2と並べて使っています。
まだ、濾過バクテリアが全く居ないのでしばらくはVer.2との
2つのフィルターを使っています。
1ヶ月ぐらいを目処に、Ver.3のみにします。
ただ、動作音が気になるので、もしかしたら1つ小さいタイプのポンプに
変更するかもしれません。