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ディスクランチャーとは、
簡単に説明すると1円玉を飛ばすことができる装置。
YouTubeの動画を見ると一目瞭然。
詳しい原理は分かりませんが、
電池の1.5Vの電圧を使い捨てカメラのフラッシュの昇圧回路で300Vまで上げ
電解コンデンサを充電します。
充電が終わったらトライアックを使ってコイルに一気に電流を流すと1円玉が飛びます。
このディスクランチャーでは高圧電流を扱います。
約300Vの電圧があり、コンデンサを追加することで感電時の電流は増します。
1個2個ぐらいなら痛いだけで済みますが、増やすと痛いだけで済まない可能性もあります。
作る際は気を付けて、安全対策を行い、自己責任でお願いします。
100円ショップセリアのシール容器にホットボンドを使用しました。
ちなみにこの容器の素材はポリプロピレンなので絶縁性は抜群です。
部品構成は
まずコンデンサをチャージする昇圧回路は使い捨てカメラの物、
写ルンです Room&Day Superを使用しました。
昇圧回路は最大320Vぐらいでした。
電圧が230Vを超えるとLEDが点灯し始めます。
基盤の表面にあるスイッチを半田付けしないと昇圧しません。
また、使用済みの場合、電気が残っていると感電するとで
半田ごてを接触させてショートさせます。
次にコンデンサ。
コンデンサは350V耐圧の100μFを10個使用して
350V1000μFの容量のコンデンサにしました。
耐圧が高いので10個で4510円しました。
品名は
日本ケミコン 【ESMG351ELL101MMN3S】アルミ電解コンデンサ 350V 100μF
でした。
サージ対策にコンデンサ+-間にファーストリカバリダイオードを入れてあります。
最後にトライアック。
この回路では普通のスイッチで通電させるの瞬間的に大電流が流れるので
すぐにスイッチが壊れるか、溶着するなど、また火花などでロスも出るので
半導体でスイッチすると火花が出ないのでロスが少なくなります。
コイルガンやディスクランチャーで使われているのがトライアックなので今回は
トライアックを使用しました。
今回使用したのはNECのAC12DGM-AZ、12Aのトライアックです。
しかし、昇圧回路で230V以上を示す赤色LEDが点灯した後
通電させたら壊れたので現在は予備の物に交換しました。
今度、秋月で売っている600V40A-BTA41-600BRGに変更予定です。
昇圧回路が1つだけなのでコンデンサの充電には数分掛かります。
単三電池1本で動作します。
充電容量にもよりますが、天井まで飛びました、でもトライアックが壊れました。
ちょっと回路図をかいてみました。
CとDは2chのトグルスイッチCの充電かDの放電どちらかがONになっています。
Sは安全装置でONにすると1分ほどでコンデンサの電気を抜くことが出来ます。
Gはコンデンサが充電された状態でONにすると端子間に電流を流す
発射ボタンです。
ちなみにコンデンサは書ききれなかったので4つだけですが
本当は10個あります。
追記
↑とゲート保護用抵抗10Ωを入れてつくりましたが、
何回かしたら、抵抗や電源が壊れたので回路を修正しました。
この時つくったのがこの300V電源。
上のディスクランチャーは配線などが見えて汚かったのとトライアック交換のため
300V電源に作り直しました。
トライアック、ゲート保護抵抗(25Ω)の追加とトライアック駆動電源-の配線を
修正しました。