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今日、SSHでさくらのVPS上のScientific Linuxの
マイナーアップデートを行いました。
バージョンアップの方法を紹介したいと思います。
マイナーアップデートなので6.2から6.6のアップデートは可能ですが
6.2から7.0はメジャーアップデートになるので不可です。
Scientific Linux6は6.6が最終バージョンです。
【参考】Scientific Linux – Wikipedia
現在のバージョンの確認
以下のコマンドでリポジトリのバージョンが確認出来ます。
cat /etc/redhat-release
Scientific Linux release 6.2 (Carbon)
このコマンドでは6.2となっているので
現在のバージョンは6.2という事になります。
マイナーアップデートの方法
まずはリポジトリの更新
yum –releasever=6.6 update sl-release
6.6はバージョンなので変更は可能です。
上でも書きましたが7には出来ないのでエラーになります。
リポジトリ確認
以下のコマンドでレポジトリが更新されたか確認します。
cat /etc/redhat-release
rpm -qa sl-release –qf ‘%{v}\n’
6.6になっている場合の出力、両方とも6.6になっています。
アップデート実行
システムパッケージの更新を行います。
yum update
すると、200以上のパッケージが更新されるので
yで更新を行います。
負荷が掛かるのでアクセス数のあるサーバは朝方6時すぎに更新すると良いと思います。
早朝、朝3時~4時がアクセスが一番少ない時間ですが
他のサーバがバックアップなど様々なcronジョブを稼働させる時間なので
更新に時間が掛かるかもしれません。
kernelが更新された場合はメモリに読み込まれたカーネルをリフレッシュ
する為にサーバの再起動をオススメします。
古いカーネルの削除
package-cleanup –oldkernels
再起動後、古いカーネルの削除が出来ます。
/boot領域が少ない方は是非。
【参考】ScientificLinux 6.1から6.2へのアップグレード
まとめ
6.xから最終バージョン6.6までのマイナーアップデートは可能
ですが7.xのメジャーアップデートは不可。
メジャーアップデートはOSの再インストールが必要になる様です。
なので、気が向いたら別のVPSを契約してシステムを構築して
現サーバより移行あと、現サーバの解約しようと思います。
RedHatでは6のサポートが2023年までなので
よっぽど問題ないと思います。
何かトラブルが起こってOSの再インストールが必要になる機会があったら
最新版にメジャーアップデートします。
一時期は開発が遅いと言われていたCentOS。
RedHatとCentOSが提携したので、開発スピードも上がり
次再インストールするならCentOSにするかもしれません。
どちらも、RHELクローンなので大きな違いはありませんが
CentOSの方が古いので情報は豊富です。