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JASRACがDropboxなどのクラウドストレージに対して
著作権料を求める見解を出しました。
『Dropbox』に著作料を払う日が来る!?JASRACがクラウド事業者にも著作権使用料を求める見解
これは先日、開かれた文化庁が行っている文化審議会著作権分科会の小委員会での出来事。
一部の委員の発言には、
「人間の背丈よりも巨大なサーバーに個人の領域を遙かに超える容量の
蓄積するもので到底私的な利用とは言えない。」
など、レベルの低い話もされている様です。
大体、データセンターのある様なサーバーに音楽データを置くのは珍しく、
多くは企業の業務システム、Webサーバなどが入っています。
でもクラウドストレージでもPCでもCDでも使う人は、
買った本人だけなので本来は私的利用にあたるはずです。
クラウドストレージで著作権料を取るなら、CDからカセットやMDに音楽を
コピーした物を貸倉庫に保存している人からも著作権料を取るべきです。
ただ、クラウドストレージの場合は、データなので出し入れがすぐに出来る、
倉庫に行く必要が無いだけで、やっている事は同じです。
こんな事をやっているからCDは売れなくなっているのだと思います。
とは言っても@eaxjpは自宅サーバ上にクラウドストレージを作ったので、
関係ありません。
今回は自作クラウドストレージのメリット・デメリットなどを紹介します。
お手軽に作れるクラウドストレージ・Pogoplug
Pogoplugは使っていませんが、配線をするだけでクラウドストレージが作れます。
PogoPlugはNASアダプタとして本体にUSB接続されたHDDやUSBメモリなどを
パーソナルオンラインストレージとしてインターネットからアクセスできます。
iPhone、androidのアプリもあるので出先からのアクセスも可能です。
インターネットからのアクセスの際は、PogoPlugの開発元であるクラウドエンジン社の
専用サーバ経由するので、多少速度は落ちるかもしれません。
また、PogoPlugに接続しているHDDの容量が少なくなってきたら
USBハブを使ってHDDを増設する事もできます。
ただし、バックアップの機能は無いのでHDDが壊れたらデータが消失してしまいます。
なので、パソコンと同期するか、RAID1対応のHDDケースなどを使うとより安心です。
ハードディスク内蔵のタイプはこちら
自分でハードディスクを選べるタイプはこちら
このタイプはHDD無いので3.5インチのHDDを2つ買う必要があります。
自宅サーバでクラウドストレージ
eaxはクローゼットに設置してある自宅サーバにクラウドストレージを構築しました。
自宅サーバは省電力なintelのAtomCPUでScientific Linuxをインストールしてあります。
LAN上からはWindowsファイル共有、Samba
インターネット上からはWebDAV
でストレージにアクセスできます。
ちなみに、iPhoneにも対応アプリがあり
「WebdavCrane」などがあります。
ハードディスクは2台搭載してあり。ハードディスクの故障対策として
ソフトウェアRAID1を構築してあります。
ハードがパソコンでソフトがLinuxなので難易度は高いですが、自由度は高いです。
まとめ
特に無料のクラウドストレージサービスはサービスの終了などリスクがありますし、
将来的には著作権料が取られる様になったら、無料では使えなくなる可能性もあります。
自作クラウドストレージだと、容量が簡単に増やせるので便利です。
ただし、バックアップや機器故障のリスクはあるので、重要なデータなら
他のパソコンなどに定期的にバックアップ しておくと安心です。
また、滅多にありませんが、雷サージや電圧異常、電源の故障などでハードディスクや
パソコン・家電などはまとめて壊れる事があるので、
1ヶ月に1回ぐらいは外付けのハードディスクにバックアップして、
USB、電源から切り離して保管しておくとより安心です。
【関連】大切なデータを守りたいなら知っておきたい3箇所バックアップ
また、別の場所に保存する事で万が一家が火事になった時のデータ消失のリスクも
回避出来ます。