過去問で勉強した運行管理者試験(貨物)、自己採点で合格

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今回の試験(平成28年の2回目)は難しかった。
過去4~5年を遡って過去問を解いてもパターン化
しているのですが今回はパターンが外れた設問が多かった。

車両通行帯やドライブレコーダーの問題は今までに
無かったと思います。

試験時間は90分ありましたが短く感じました。

試験終了後はダメかと思いましたが
翌日試験センターが公表した正答発表で確認すると
23点取れていたので自己採点では合格できました。

平成28年度2回目運行管理者試験(貨物)

勉強は過去問がオススメ

ユーキャンにも講座がありますが
3万円以上するのでオススメはしません。

今回私が使ったのはこの参考書。

運行管理者試験 問題と解説 貨物編 平成31年3月受験版

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過去問やるだけなら不要ですが、
用語を調べたりするのにあるの便利です。

各章のうしろに覚えておこう
と言う項目があり各法律の試験に出そうな所が
抜粋されているので試験直前に読むと良いと思います。

試験ごとに新しいのが出るので次の試験に対応したのは
5月ぐらいに発売されると思います。

過去問はこちらのサイトが解説もあり分かりやすかったです。

運行管理者試験過去問題

ただし、数年の過去問は印刷不可で
最新の試験問題は解説無しになっています。

12月から試験直前まで過去問点数の推移

12月から試験直前まで過去問点数の推移

申請直後より勉強を始め1月~2月に一時サボっていた期間も
ありますが3月には25点以上過去問で取れる様にしました。

時間があれば、1ヶ月ほどでも十分間に合うと思います。

過去問をやった後は見直す

答え合わせだけで無く、何を間違ったか見直します。

計算問題は諦める

計算問題は平均時速を求めたり、追い越し距離などを求めたり
バラバラなので私は計算問題は諦めていました。

なので今回は計算問題が出なくて良かった。

平成28年2回目試験を勝手に解説

上の過去の試験問題を公開しているサイトで解説の
無断転載があった様で最新試験の解説がありません。

そこで、私が調べて勝手解説を書いてみました。
間違っているかもしれないので、あしからず。

もちろん、無断転載は厳禁です!

問1

1・4が正しい。
2,輸送約款を定め、変更する時は国土交通大臣の認可を受けなければならない。

3、は2つが混じっている。
事業者は運行管理者が業務として行う助言を尊重しなければならない。
運転者、その他従業員は運行管理者が行う指導に従わなければならない。

問2

A:3
B:7
C:6
D:4

問3

1,2,3が正しい。

4の輸送の安全に関する基本的な方針の策定は事業者の義務。

問4

4が誤り。

4の場合は1日目の運行と2日目の運行に分かれる。
その場合、1日目の乗務前と2日目の乗務後の点呼は対面で出来る。

中間点呼が必要な時は、乗務前と乗務後いずれも対面で点呼出来ない
時なのでこの項目は誤り。

問5

2,4が正しい。

速報が必要な時は、10人以上の負傷者、2人以上の死者、
5人以上の重傷者が生じた時、法令違反事故(酒気帯びのみ)と積載物漏洩事故。

積載物漏洩事故は
自動車が転覆し、転落し、火災を起こし、または鉄道車両、自動車
その他物件衝突しもしくは接触した事により生じたものに限る。

2は酒気帯び運転、4が5名以上の重傷者で速報が必要。
1は1名の死者、3は3時間以上の鉄道の運休なので
大臣への報告は必要だが速報は不要。

問6

3が誤り。

168時間→144時間。

問7

2が誤り。

安全規則17条5号には

他の運転者と交替して乗務を開始しようとするときは、当該他の運転者から前号の規定による通告を受け、当該事業用自動車の制動装置、走行装置その他の重要な装置の機能について点検をすること。

とあるので必要性が無くても点検が必要。

問8

3が誤り。

運行指示書と乗務等の記録は別なので
該当事項を記録したものとはみなされない。

問9

A:1
B:2
C:2
D:2

問10

2,3が正しい。

1の場合、保安基準適合標章があれば運行の用の共にすることができる。
4は起算日→満了日。

問11

3が誤り。

大臣に返納→15日以内に永久抹消登録。

問12

2,3が正しい。

1は車両総重量5トン→7トン。
4は時速100キロメートル→90キロメートル。

問13

1,2が正しい。

3は荷待ちのための停止→貨物の積卸しのための停止。
4は道路標識→道路標示。

3の駐車の設問は過去5年には無かったタイプ。
過去問では駐車が停車になっていたり、時間が10分しか無かったので
引っ掛けられました。

問14

A:1
B:2
C:1

これも過去問には無かった問題。

A、車両は原則としては第一通行帯を通行することとなっているので1。

B、車両通行帯の数え方が往復で数えるので対面通行なら2、
片側2車線なら4車両通行帯となる。
なので、2車両通行帯だと1車線しかないので
2の3車両通行帯が正しい。

C、最右通行帯は、追越しや右折等のために空けておくので1が正しい。

【参考】車両通行帯による通行方法

問15

2,3が正しい

1は青色の灯火により進行することが出来るとされている自動車の
進路妨害をしてはならない。

4は、その前方に出る前に必ず一時停止→徐行

問16

4が誤り。

本来の意味は
車両は、横断(道路外の施設又は場所に出入りするための左折を
伴う横断を除く。)をすることができない。

問17

3が誤り。

道路交通法55条に記述が有り。

車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。ただし、もつぱら貨物を運搬する構造の自動車(以下次条及び第五十七条において「貨物自動車」という。)で貨物を積載しているものにあつては、当該貨物を看守するため必要な最小限度の人員をその荷台に乗車させて運転することができる。

とあるので当該自動車が積載可能な重量までの人員をその荷台に乗せて乗車させて
運転することができるのは誤り。

問18

3が正しい。

1は、当事者間の同意があっても労働条件の低下は許されない。
2は、協定があっても違約金や損害賠償を予定する契約はできない。
4は、労働条件の相違がある場合は労働者は労働契約を即時に解除出来る。

問19

3が誤り。

全労働日の7割以上→8割以上。

こちらも過去問には無かったパターンで引っ掛けられました。

問20

A:1
B:1
C:2
D:1

問21

3、4が正しい。

1は329時間→320時間。

2は最大拘束時間15時間→16時間。
1日についての拘束時間が13時間→15時間。

問22

2が正しい。

1日目=13時間

22:00-3:00 = 19時間
フェリー休息時間:17:00-11:00=6時間

19 – 6 = 13時間

2日目=14時間

18:00-5:00 = 13時間
翌日5:00-4:00 = 1時間

13 + 1 = 14時間

3日目=12時間

22:00-4:00 = 18時間
フェリー休息時間:7:00-13:00=6時間

18 – 6 = 12時間

4日目=15時間

19:00-5:00 = 14時間
翌日5:00-4:00 = 1時間

14 + 1 = 15時間

問23

ア:2
イ:2
ウ:3

1日目:拘束時間13:15時間 運転時間10時間
2日目:拘束時間16:10時間 運転時間10.5時間
3日目:拘束時間12:45時間 運転時間8.5時間
4日目:拘束時間12:10時間 運転時間8.5時間

アの最大拘束時間は2日目が16時間以上となっているので
2日目が該当する。

イも2日目。
2日目を特定日とすると
1日と2日を平均すると10.25時間。
2日と3日を平均すると9.5時間。
両日とも基準の9時間を越えるので2日目が該当する。

ウは3日目。

基準では10分以下の運転中断は運転時間に入るだが
そうすると4も連続運転に違反する事となるので
疑問に感じる。

なので、10分以下の連続運転を無視するとすると
3日目に1時間の休憩後の3回目の運転から
乗務後点呼時に連続運転は5時間に達するので連続運転時間に
違反している。

10分以下の運転中断が運転時間となる場合
4日目40分の荷積み後の運転から1時間の休憩。
1時間の休憩の直前の連続運転時間が4時間5分となるので違反となる。

問24

1、4が適切

2、運行管理者は運転者から事業用自動車、道路及び運行の状況の
報告を求めなければならないので不適切。

3、早朝や営業所と車庫が離れている場合の電話での点呼は不適切。
早朝や深夜など1人の運行管理者が全ての点呼を行うのは難しいので
運行管理者の補助者を選任し点呼などを行わせるべき。

問25

4が適切。

1、制動距離→停止距離。
停止距離=制動距離+空走距離

2、お酒に弱い運転者のみを対象にするのは不適切。

3、運転者に自ら判断させる様な指示は適切な指示では無い
ので不適切。

問26

2,4が適切。

1、適正診断は運転に適さない者を選任しない様にするもの
では無いので不適切。

3、
交通事故の防止対策を効率的かつ効果的に講じていくためには
1.計画の策定、2.対策の実施、3効果の評価、4.対策の見直し・改善
という一連の交通安全対策のサイクルを繰り返す事が必要とあります。

よって惹起者への特別講習の受講だけでは不適切。

問27

A:4
B:1
C:6
D:3

雨の降り始めは、ウェットスキッド現象。
タイヤが波打つ場合は、スタンディングウェーブ現象。
ブレーキ・ライニングは、フェード現象。
ブレーキ・泡は、ベーパーロック現象。
タイヤの排水作用が悪くなる場合は、ハイドロプレーニング現象。
とおぼえましょう。

ちなみにクリープ現象は、
AT車のみに発生するエンジンがアイドリングの状態で車両が動く現象
のことを言います。

問28

1,2,4が適切

過去問にも無く、ドライブレコーダーの問題は過去4年でも
初めてだったと思います。

2はハンドル操作と書かれていたので運行記録計と思いました。

しかし参考書を見ると
ドライブレコーダーの中には運転者のブレーキ操作。ハンドル操作などを
記録し解析診断する事で運転のクセを読み取ることができるものもある(P414)
とあります。

よって、2は適切となる様です。

3は映像を記録する装置なのでデジタル運行記録計ではなく
ドライブレコーダーが正しいです。

問29

1,2が適切。

問題には中型貨物自動車とありますが、車両総重量8トン以上
最大積載量5トン以上に該当するので高速自動車国道の制限速度は
80キロメートル毎時となります。

3時間30分の間に15分の休憩が挟まっているので
計算する時は引いて3時間15分とします。

これを数字に直すと3.25となるので制限速度80を掛けると
260キロ走れる事になるので運転時間は適切となります。

前日から当日の休息時間は
24-19(前日の終業時間)=5
5+4(始業時間)=9時間。

当日から翌日の休息時間は
24-18:10(当日の終業時間)=6時間10分
6時間10分+3時間30分(翌日の始業時間)=9時間40分。

どちらも8時間以上となっているので、適切。

C地点の荷積みで連続運転がリセットされ、
次の20分の運転から連続運転がはじまります。
間に15分の運転の中断が入りますが、
E料金所後の20分の運転中に連続運転4時間オーバーし
30分の荷降ろし直前には運転時間が4時間10分となるので
この項目は不適切になります。

問30

5が正しい。

イ、隣接する車庫で電話点呼を受けていたので
対面による点呼を行う体制を整えるべき。

エ、前日の23時50分から15分の休憩をはさみ翌7時10分。
連続運転時間がオーバーしているので適切な運行計画の徹底は有効。

カ、事故時も十分な車間距離を取っていなかった
また速度超過が見られるので安全な運行の徹底は有効。

ク、当該事故は深夜に発生しているので
漫然運転の危険性が高くなることを周知・徹底する事は有効。

以上です、長かった。