テスラコイル(NANO SSTC)のコントローラーを作った

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前もあったのですが、去年の年末から今年の年始に掛けて作ったテスラコイル。
材料は東急ハンズで買って、駆動する方法が2種類あり
PLLで駆動させるのと、アンテナフィードバックする方法。

どちらもダメで、元々使っていたNE555の回路は部品取りになり
無くなってしまったので、新たに作る事にしました。

NE555で作るテスラコイル・NANO SSTC

555のICには2種類ありCMOSのLMC555と
TTLのNE555。

NE555の方が低周波数で電流を多く流せます。
LMC555は高周波までOKですが、出力電流が弱いです。

なので、LMC555は出力が弱いのでプッシュプルなどで
増幅してやる必要があります。

しかし、NE555は秋月でディスコンと表示され在庫が減ってきているので
将来的には使えなくなるかもしれません。

必要な部品は

  1. NE555
  2. 15KΩ抵抗
  3. バリコン(AMラジオ用・260pF)

の3つ。

私はこれとは別に
NE555用のパスコン(0.1μF)と
電源を安定化させる為にOSコンを電源に入れました。

回路図

NE555で作るテスラコイル・NANO SSTCの回路図

PHYSIX LASER  – PHYSIX LASER – SSTC(http://www.andreas-kilchenmann.wg.am/sstc/)より引用
赤い字は私が書き足しました。

NE555の5ピンに0.1μFのコンデンサを介してオーディオを入力すると
オーディオモジュレーションSSTCになります。

音は小さく、調整がかなり難しいです。

NE555のテスラコイルコントローラーの電圧は12V
1次コイル駆動電圧は20Vにしました。

別々のACアダプタや電源から供給されます。

バリコンなどの感電対策

バリコンの軸は金属で出来ていて装置稼働中に軸に触ると電気を感じます。
間隔としては、ホットプレートの縁に触った感じ。

なので、プラスチックなどで絶縁して調整などをします。

今回はエレショップで買ったのでバリコンのポリバリコン用延長シャフト
があったので延長シャフトを使って普通のツマミを取り付けます。

ただし、イモネジの部分に触れない用にします。
その他、金属が出ている部分は、なるべく触れない用にします。

テスラコイル・NANO SSTCの全体

テスラコイル・NANO SSTCの全体写真

コントローラーには12VACアダプタで給電。
1次コイルには安定化電源より20Vを給電します。

コントローラーのツマミを回すと1次コイル側の電流が増えたり
放電に変化があったりします。

バリコンを回していると電流が多く流れる事があるので3A程度のポリスイッチを
入れておくと安心かもしれません。

電圧が低いので放電も小さいです。

テスラコイル・NANO SSTCの放電

あとがき

テスラコイル関係の回路って耐圧が必要だったり
コンデンサが手に入らなかったりと再現性が低く、お金も掛かるので
このコントローラーで良いかなと思っています。

FBTスピーカーをやってみたいと思っていましたが、
入手性が悪く直流なので感電したら危険なのでイグニッションコイルで
やろうかと思っています。

イグニッションコイルならバイクから車まで様々なモノが入手出来ますし
感電してもヤケドするだけなので良いかな?と。
高周波なので感電はしませんがヤケドみたいになります。

ちなみに手術などで使われる電気メスはテスラコイルと同じ高周波を
利用して高周波電流を流す事で焼き切ります。

なので、2次コイルに誤って触るとヤケドみたいになるので
注意が必要、もし心配なら厚手のゴム手袋をするとより安心です。
また、この記事を見てテスラコイルを作る場合は自己責任でお願いします。

テスラコイルももう少し小さくて放電も大きいと良いのですが
中々難しいです。