気圧計で使ってるI2C液晶AQM0802A が落下で割れた

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

約5年前に買った小型冷蔵庫JR-N40Cの音が少し大きくなりだし
コンパクトなペルチェ式冷蔵ボックス作っている最中。

製作&試運転中の内部温度を計るのに、
いつの間にか線が焼けてて、配線とバッテリーを交換した気圧計使っていました。
【関連】Arduinoベースの気圧計、中の配線が焼けてたので再建した

その気圧計はケースに入れていました。
机から落としてしまい落下後見ると、液晶に何も表示されていません。

ふと気圧計の液晶を触ったらグラグラでした。

落下によって割れてしまったI2C液晶AQM0802A

落下によって割れてしまったI2C液晶AQM0802A

最初はくっついていて、液晶の下の黒い部分がグラグラでした。
で、取ったのが上の写真です。

まだ垂直落下ならまだ良かったのかもしれませんが、
水平落下だったので液晶を上下に揺さぶる形になって黒い部分
に力が加わって割れたのだと思います。

それなら、液晶裏面を接着してしまえば良いのですが
接着すると接着剤を塗った所と塗れてない所が表面から見えてしまい
見栄えが悪いので足だけで固定しています。

小さなガラス片が出てくるので怪我は気をつけて下さい。

割れてしまったI2C液晶AQM0802Aの交換

足を広げてユニバーサル基板などに実装している場合は交換はなかなか
難しいと思います。

やっぱり、秋月の基板を使った方が見栄えも良いし
交換も可能なので良いです。

ランドが表面にも出ているのでここに付けます。

写真はありませんがて手順を書きます、比較的難易度は高いと思います。

割れた液晶をニッパーなどで除去

ケースに入っている場合はケースから出して下さい。

近くにはんだこてで触ると溶けるモノ(ICソケットなど)がある場合は
ポリイミドテープなどで保護します。

ポリイミドは耐熱性がありはんだこての熱では溶けません。
ただずーっとはんだこてを当てていると熱が浸透してICソケットなど
を溶かしてしまうかもしれません。

液晶基板上に有る、割れてしまった液晶を全てニッパーなどで撤去します。

液晶はガラスなので、拡散すると後々怪我の原因となるので注意して下さい。

新品のI2C液晶AQM0802Aの足を短くカット

今回は表面のランドに足をハンダつけするので
足を短くカットします。

あまり、足に力を加えるとまた液晶が割れてしまうので
気をつけてカットします。

なるべく均一になる様に切らないと後々面倒です。

基板表のランドに液晶をハンダつけ

ここが一番むずかしいポイント

液晶の足のカットが均一で無いと浮いてしまう足も出てきます。
すると場合によっては半田ブリッジが発生します。

半田とはんだ吸い取り線を上手く活用してハンダ付けしてください。

液晶交換後の気圧計

割れてしまったI2C液晶AQM0802Aを交換した気圧計

液晶基板の表面ランドにハンダ付けしているので
少し見栄えが悪くなってしまいました。

半田の熱が残っている間は液晶の表示が黒っぽくなります。
冷めれば元通りになると思います。

ただ、熱を加え過ぎると元通りにならない事もあったので
連続での作業は避けた方が良いでしょう。

あとがき

このI2C液晶、小さい上に消費電流も少ないのでよく使っています。
が、iPhoneより弱いとはびっくりです。

iPhoneは同じ高さからよく落としますが、びくともしません。

今後はやっぱり固定した方が良いとは思うのですが、
染みこむ様な接着剤は表面から見えてしまうので不可。

今度バスコークを液晶の上面に塗ろうかと思っています。
シリコンなので耐衝撃性がありそうです。