屋外水槽で飼育水が真緑、グリーンウォーターを除去する実験

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屋外飼育では、すだれを掛けて直射日光を遮っています。
これは、飼育水のグリーンウォーターが濃くなるのを防ぐ為です。
【関連】屋外水槽の緑水防止に効果があるすだれによる遮光

グリーンウォーター・アオコの正体は、植物性プランクトンで、魚には有益です。
稚魚の育成には欠かせないと言っても良いと思います。

グリーンウォーターは直射日光が原因で
すだれが風で飛んで、翌日晴れたりすると色が濃くなります。

今年は天候不順でメダカがあまり卵を産みませんが
採卵の時、メダカが見えないと困るので親魚の水槽は
ある程度透明を保つ必要があります。

予防はカンタンだけど、除去は難しいグリーンウォーター(アオコ)

予防は直射日光の遮る事。

しかし、グリーンウォーターになってしまうと
水換えでグリーンウォーターの濃度を薄めるしかありません。

他には、室内水槽では殺菌灯がグリーンウォーターの除去に効果がある様です。

しかし、ホームセンターには白ニゴリやアオコの除去を謳った商品もあるので
グリーンウォーターにも効果があるのか試してみました。

グリーンウォーター・アオコで真緑になった飼育水を透明にする実験

実験に使ったのはこれ。

コカコーラ500ミリペットボトルの中に
ニゴリすっきりタブレットろウールを詰め込んだだけ。

あと、右側にある黒いのはパワーヘッド、ポンプです。

アオコを除去する実験装置、コカコーラ500mlペットボトルとパワーヘッド

給水はペットボトルの底側から、この時に開けた穴が大きすぎて
朝見たら、メダカ4匹が中に入って、内2匹が死亡してしまいました。

使用したタブレットはこれ

この商品自体は、屋内用なので屋外に使った時点で自己責任です。

この水槽の近くには屋外コンセントがあり、このコンセントから給電しています。
多くのパワーヘッドも屋内専用なので、短期的には問題ないと思いますが
長期的に利用するなら、コードを紫外線から保護する必要があります。

タブレットは始め3粒入れましたが、効果が薄かったので
全部の6粒入れました。

このタブレットは袋に入っているので水流を遮らない様な
工夫が必要。

30分で効果があるとありますが、水量は多いので時間が掛かるのか
半日は~1日は必要だと思います。

常はエアーポンプを使ってエアーレーションしています。
メダカが多くいる水槽では、エアーレーション式のフィルタもあります。
【関連】目詰りが無いく濾過効率が良い流動フィルターをペットボトルで自作

メダカは朝見に行きますが、朝セットして翌朝確認しました。

結果

除去前が左側、緑が濃く底が見えません。
除去後は底が見える様になり、メダカの姿が確認出来る様になりました。

屋外水槽のグリーンウォーターを除去する実験のビフォアアフター

 

給水口が大きく、メダカが吸い込まれ4匹の内2匹は無事でしたが
2匹は死なせてしまいました。

なので、コカコーラ式フィルターは使う事は無いでしょう。
このフィルターにはペットボトルは2つ使いました。
こちらのサイトを参考にしました。
【参考】自作ろ過装置 水中ろ過装置編(没バージョン)

実験後のウールは緑色になっていました。

グリーンウォーターの正体植物性プランクトンを捕らえて緑色になったウール

このタブレットは、アオコを凝集する効果があり
凝集したアオコはウールで捕らえます。

水槽の水は、まだ緑色をしていますが透明度は上がりました。

実験は、まぁ成功といっても良いでしょうが、ホームセンターで買うと
このタブレットが800円ぐらいするので値段が高いのがネックです。

タブレットは実験終了後、取り出しましたが
コケ、アオコの発生を抑制する効果がどれだけ有るかも確認したいと思います。

あとがき

もう一つの水槽も色がこの水槽よりも濃く、抹茶ぐらい透明度が無く
濃い緑になっています。

今日は、こちらの水槽でも除去を行っています。
色が濃すぎて、除去できていないかもしれません。