ArduinoやPICで何個か気圧計を作っています。
秋月で売っているSCP1000やLPS25H(LPS331)などのセンサー
を使っています。

しかし、同じセンサーでも気圧にズレがあります。

同じセンサーでも気圧に違いがある

温度の校正の為、今までに作った気圧計や温度計付き目覚まし時計などで比較

マスキングテープを貼った基板サイズの気圧計が最近作ったモノ。

これは温度が前作ったモノと2℃ぐらいズレているので
比較の為今までに作った気圧計や温度計付き目覚まし時計を並べています。

左下の気圧計は液晶が内部で割れているのか
指で押さえるかテープで押さえないと液晶に表示されません。

今度は気圧に注目してみると
一番右と一番左の気圧計が2hPa以上ズレています。
どちらとも気圧センサにSCP1000を使っています。

なので、正確な気圧は難しいですが
ある程度正しい気圧に直す場合はiPhone6以降の機種を
お持ちの場合はiPhoneの気圧計を使うと良いかもしれません。

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iPhoneの気圧計を使った、気圧計の校正

iPhone6から気圧センサーが内蔵される様になりました。

本来の用途は高度を検出し、ヘルスケアの上がった回数に
階段(1階ごと)を何回上がったか表示されます。

Siriさんに「気圧/気圧は?」と聞いても教えてくれます。
位置情報がSiriでオフになっている場合は使えません。

Siriが教えてくれる気圧はどうも、海面更正されている様です。
海面更正は後で説明しますが高度によって異なるので
持ち運び式の気圧計には使えません。

そこでアプリを使います。

Barometer and Altimeterと言うアプリです。

 

このアプリを使えばGPSなどにより現在地の標高を取得し
海面更正気圧も表示してくれます。

Barometer and Altimeterで表示される気圧と海面更正気圧

ただし、標高は誤差大きいと気圧も大きくズレます。

iPhoneが気圧に対応して無い場合や
iPhoneの気圧計が正しいか分からない場合はアメダスのデータを
使って気圧計がおおよそ合っているか確認する方法もあります。

気象庁のアメダスの気圧を使って気圧計を校正

気象庁ではアメダスで測定して測定データを公開しています。
アメダス(表形式)

アメダスの情報が更新されるのは正時、
00分時点の情報に更新されます。

実際の更新には数分のタイムラグがあります。

地域によって異なりますが愛知県の場合、
名古屋と伊良湖で気圧の測定を行っています。

岡崎と名古屋は30キロぐらいですが概ね1hPa以下の誤差になります。

ただし、天気図の等圧線が混んでいる時たとえば

  • 台風が近づいている
  • 冬に強い風が吹いている

場合は気圧の変動が激しいので気圧計の校正には向かない日です。

アメダスで公開されている気圧値は、海面気圧なので
気圧計の気圧とはズレています。

海面更正気圧(海面気圧)とは

アメダスなど各所の気圧は高度(標高)によって気圧が変化し
標高が高い場所だと気圧が低くなり、低い場所だと気圧が高くなります。

気圧値がバラバラだと標高による気圧の違いなのか、天候による違いなのか
分からなくなってしまいます。

通常は海抜0mに換算した気圧、海面気圧を使います。
アメダスで表示されている気圧は海面(海抜0m)に換算した気圧です。

方法

気圧計で表示されている気圧を、海面更正しアメダスの数値とくらべて
1hPa以下なら気圧計の示している気圧はおおよそ合っています。

海面更正には現在の気圧と気温、気圧計が置いてある場所の標高
が必要です。

標高は1m違うと0.1hPa異なってきます。
iPhoneのコンパスなどを使って標高を測定します。

GPSは時々、誤差が大きくなるがあるので
複数回測定すると良いでしょう。

海面更正への変換

海面気圧値への変換はこちらのサイトが便利です。
海面気圧への校正計算

気圧に表示されている、気圧と気温と標高を入れてクリックすれば
簡単に海面気圧へ変換出来ます。

気象業務で使う気圧計の基準を見ると
0.7hpaまでの誤差はOKなので、個人で使う場合には1hPa以下の
ズレであれば良いのかなと思います。

あとがき

気圧は校正できて、iPhoneとアメダスで1hPa以下の誤差になっています。

次は気温。
温度の方は2℃ぐらいズレているので他の気圧計と見比べて
校正しようかと思っています。