8ピンPICで作った気圧計をArduinoベースに作り変えた

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前に8ピンPIC、PIC12F683で作った気圧計。
【関連】8ピンPICマイコンとSCP1000で気圧計を作った

SCP1000を使った気圧とAM2321をつかった湿度
気圧・気温・湿度を表示していましたが、
これだけでプログラムメモリをほとんど消費してしまい
気圧や気温の測定データをシリアル送信しようにも出来ません。

また、単4電池1本で稼働させていましたが
100円ショップのアルカリ電池だと1週間しか持ちません。

なので、いろいろライブラリーもあり拡張性のある
Arduinoベースに作り変えました。

PICからArduinoベースに作り替えた気圧計

PICからArduinoベースに作り替えた気圧計

8ピンPICの気圧計からSCP1000を取って気圧計を作り直しました。

ケースのフタの真ん中に貼っているアルミテープは、日光遮光用。
日光によって測定誤差が増加する為です。

作りは前作った気圧計
【関連】Arduinoで作った気圧計・低消費電力の要・ソフト編
と同じです。

今回は水晶は使わずマイコン内部CR発振を使用しています。

電池は単三のニッケル水素電池2本。
やっぱり同じ3.3Vに昇圧するにしても電池1本より2本の方が
昇圧時の変換効率も良いです。

今回は安価なエコルーバにしました。
【関連】オーム電機のニッケル水素充電池ecorubaを買った

画面切り替え様のボタンは、前は1個でしたが今回は2個にしました。
Arduinoベースに作り替えた気圧計、ボタンが2つとセンサAM2321がある
ボタンは左側、左にあるのは気温、湿度センサAM2321です。

現在の所、電池がどれだけ持つかのテスト中なので
前のスケッチをそのまま使っていて、赤いボタンは何の動作もしません。

また、搭載していない放射温度計の画面では最大温度の1037.5が表示
されてしまいます。

IMG_2134

このあたりは、電池テストが終わり次第、スケッチを作り変えようと思います。

電池は、eneloopと同じく自己放電が少ないタイプなので
購入時にある程度充電されています。

なので、今回は充電せずそのまま気圧計で使っているのですが
2週間経っても、電圧が中々下がりません。

PICからArduinoベースに作り替えた気圧計の電池電圧表示

電源がHT7733と精度が低いので、
電圧など測定する場合は降圧式のレギュレーターにするか
リファレンス電圧を別のレギュレーターなどから入力すると
より精度が増すと思います。

シリアルなどの端子は反対側

Arduinoベースに作り替えた気圧計、シリアルなどの端子がある

この端子はシリアル出力などで、スケッチもこの端子から
書き換える事が出来ます。

ただ、スリット穴の見栄えが悪いのが難点。

この穴は、1mmのドリルで穴を開けてニクロム線を通して
ニクロム線に通電してニクロム線で切って開けました。

まとめ

前の8ピンPIC気圧計(右)は
IMG_6893

は、とりあえず作ってみたのでレイアウトがごちゃごちゃで
湿度センサーが後付。

また、電池も単4電池1本にしたのであまり電池のもちも
よくありませんでした。

Arduinoベースにした事で、スケッチの書き込みの手間が
かなり減りました。

また、電池のもちも良くなり、測定データもシリアル送信出来る
様になりました。

ただ、PICの方が省電力ですがArduinoも3.3V・8Mhzにして
delayWDT関数によるスリープを使えば、かなりの省電力になります。

ただ、シリアル受信が出来ないのと、送信も文字化ける可能性が有ります。

電池テスト終了後に本格的にスケッチを直そうと思います。