小型サーボモータSG90が連続回転する様に改造

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

秋月で400円で売っている小型サーボSG90。

普通のモーターをArduinoで制御しようとすると
モータードライバなどの回路が別に必要になります。

サーボを改造すれば電源と信号線1つで前進・後進出来るので
場所も取らず良いです。

小型サーボSG90の改造方法

やる事は2つ

  1. ファイナルギアの加工
  2. ポテンショメーターの固定化

ファイナルギアの加工

まずは4つのネジを外してバラします。
サーボの外に飛び出しているファイナルギアはポテンショメーターに
固定されているので取り外します。

バラバラです。

バラバラにした小型サーボSG90

ここからは加工を行います。

ファイナルギアの裏側にある突起を取ります。
バリなどもキレイに取っておきましょう。

次に軸部分の拡張。
このままだとポテンショメーターにピッタリなのでファイナルギアが
空転しません。

1.4mmのドリルで拡張しましたが、かなりきついので
1.5mmぐらいの方が良いのかもしれません。

軸の拡張を行いポテンショメータの軸に挿して
空転する様ならファイナルギアの改造は終わりです。

ポテンショメーターの固定化

ポテンショメーターを90度に固定する事で
角度を90度に指定すると停止、90度以下は前進、90度以上は後進
と言った動作ができます。

その為にはポテンショメーターを固定する必要があります。
方法は2つ

  1. ポテンショメーターを固定抵抗に置き換え
  2. ポテンショメーターを接着剤などで固定

1回目は元の状態で90度にしてから開けましたが
ファイナルギアがポテンショメーターにくっついていて動いてしまったので
今回は固定抵抗にしました。

写真では1KΩを使用していますが、2.2KΩの抵抗を使用します。
【参考】 サーボを連続回転させる

実際1KΩでも動きました。

抵抗をこんな感じにします。
ねじって2つくっつけた1KΩの抵抗

これをこんな感じに半田付けします。

抵抗2つをサーボモータの基板に半田付け

基板に直接半田付けした方はが場所を取りません。
ショート防止の為マスキングテープを貼っています。

ポテンショメーターは軸として必要なのでリード線を切って
元に戻しました。

あとは元通り組み上げれば完成ですが
再度グリスをギアに塗っておきましょう。

連続回転化の改造の後、再度組み立てられるSG90

あとがき

音は結構うるさいです。

また、熱もそれなりに出るので本当の連続は難しいでしょう。
消費電流は2つで600mAぐらいでした。