さくらのVPS入門

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります

さくらのVPSはさくらインターネットが始めた
VPSサービスで月額685円と低価格で入門用にぴったりなのが魅力。
ただし、さくらのVPS上で6万PVを処理するなど
入門用だけでなく本格使用にも使えそうです。

またKVMという仮想化技術を採用しているので
リソースに余裕を持った構成になっています。

最初にインストールされているOSがCENTOSですが、
その他、リナックス系OSをインストールする事も可能ですし、
途中で調子が悪くなった場合でもさくらのweb上から再インストール
することも可能です。

また、さくらVPSコントロールパネル上からサーバの
起動、停止、再起動もできますし、
CPU時間、トラフィック、ディスクIOのグラフも確認できます。

また。さくら以外のレンタルサーバーではあまりやらない
DNS逆引きの設定もweb上から簡単にできます。

このサイトでは入門編として私がやったwebサーバーなど
の構築方法などを紹介します。

VPSは1つのOSを専有出来るので、専用サーバーと同じ様なモノ。
仮想サーバですが、グローバルIPアドレスが付与され何処からでもアクセス可能です。

基本的には自分で対処する必要があり、特にセキュリティ対策は重要。
さくらのVPSの界隈で設定の甘いサーバを漁っているハッカーもいる様なので
下の記事を見て難しいと感じたら、レンタルサーバーの方が安心です。

掛けられる負荷はVPSより少ないですが、アップデートなどのOS側の
セキュリティ対策はさくらがやってくれます。

でも、自由に使いたいなら勉強は必要ですがVPSはオススメです。

VPSとレンタルサーバーの違い・比較

VPSとレンタルサーバーの違いをまとめてみました。

レンタルサーバーのメリット

  • 導入が簡単
  • 値段が比較的安い

契約した時点でサーバが使える様になるので導入が簡単です。
プランがいろいろありますがVPSより安価で
サーバOSのセキュリティ対策などはサーバー会社がやってくれます。

ただし、インストールしたWordPressなどのセキュリティ対策は
自分で行う必要があります。

レンタルサーバーのデメリット

  • 設定範囲に限界がある
  • 機能などが制限されている

やはり、多くの人が同居する形で使っているレンタルサーバーなので
設定範囲には制限があります。

また、プランにもよりますが
アクセス数が増えると同時接続数の制限により
503エラーなどでサイトが表示されなくなる可能性があります。

VPSのメリット

  • 機能の制限が無い
  • 細かい設定が可能
  • サドメイン数や同時接続数などの制限が無い

OSを自由に入れ替えが出来るので、機能の制限がありません。
ただし、物理サーバまで影響を及ぼす様な負荷を掛けると
VPSにも制限を課される可能性があります。

レンタルサーバーではドメイン数などに制限がありますが
VPSでは直接Apache(Webサーバ)やPostfix(メールサーバ)に設定するので
レンタルサーバーの様な制限がありません。

VPSのデメリット

  • 各ソフトのインストールと設定が必要
  • 月額コストが比較して高い
  • それなりの知識が必要
  • 何があっても自己責任

さくらのVPSではCentOSがインストールされていますがWebサーバや
データベースサーバなどはインストールされていません。

また、各ソフトの設定も必要で
サーバが使える様になるまで次回が掛かります。

サーバOSのアップデートなども自分で行う必要がありますし
問題が発生してもさくらの人は助けてくれません。

自分で問題を解決する必要があるので
それなりの知識が必要です。

契約するプランの選択

ブログを運営するだけなら、メモリが1GBのプランで良いと思います。

512MBのプランだと、物理メモリ不足により
スワップが発生しシステムの処理速度が遅くなる可能性があります。

このブログのサーバはさくらのVPS2G(石狩リージョン)ですが
容量が200GBもあるのでバックアップ用途にも使っています。

他にも、多くのプランがありWindowsが使えるプランもあるので
プランの詳細はこちらから、参照してください。
選べるプランとOS!さくらのVPS

最近のプランではSSDもある様ですが、
その分容量が減るので好きな方を選べば良いと思います。

ただし、後からは増やせないのと最低利用期間があるので
ある程度は慎重に。

インストールするOS

インストールするOSは、前はScentific Linuxを使っていました。

Scentific LinuxもCentOSもRed Hat Enterprise Linuxのクローン。
リナックスはたしか、ソースコードの公開義務があるらしく公開された
コードを使って作られたのがScentific LinuxやCentOSです。

何年か前は、CentOSの開発が遅れていましたが
Red Hat Enterprise Linuxへの移行が簡単なのでRed Hat社も社員が
開発に関与しているので、今後は開発の遅れなどは無いと思います。

VPSのOSをScientific LinuxからCentOS7に変更

WordPressをインストールしたり、WebサーバにするならCentOSで問題ありません。
問題を解決をするにあたり、情報があるのでオススメです。

一応Windows7もインストール可能、セキュリティ上オススメはしません。

さくらのVPSでWindows7を動かす夢を見た
一番簡単な方法さくらのVPSにWindows7をISOインストール

現在ではWindows Serverが公式に使える様になっています。
ライセンス料も含まれるのでLinux版に比べると、割高になっています。
プランや、オプションなど詳しいことは、こちらを参照ください。
Windowsが使えるさくらのVPS

セキュリティ対策

契約後はサーバがシャットダウンした状態で提供されます。

使うには起動させる必要がありますが、ハッカーに見つかる前に
セキュリティ対策を行う必要があります。

さくらのVPSを契約したらすぐに設定したい3つの事

ポートの変更は、ターゲットにされてるサーバなら効果はありませんが
セキュリティの甘いサーバを探しているヤツには効果があります。

TCP・UDPで使うポートは0番~65535番まであるので1つのサーバを
0番からスキャンしていると時間が掛かります。

なので、よく使われていそうなポート番号だけスキャンするので
大きめな番号にしておけばSSHDポートが見つかる可能性が低くなります。

OS以外にも、サーバソフトやWordPressにも脆弱性はあるので
時々確認して最新版に更新しておくと安心です。

WordPressのアップデート時は稀に止まるので
アップデート前のバックアップは忘れずに。

サーバソフトのインストール

WordPressなどを使うには
ウェブサーバ、データベースサーバ、PHPが必要です。

LinuxではウェブサーバはApache。
データベースサーバはMySQL。
CGIの処理にはPerlやPHP。

Linux上でApach、MySQL、PHP(Perl)をインストールして
作られたサーバ環境をLAMP環境と言う様です。

それだけ、使っている人も多いので初めてならLAMP環境が良いです。

ただ、Apacheの処理速度はあまり早くないので
速さを求めるならnginxの方が良いと思います。

ApacheもMPMをeventMPMに出来ればあまり変わらない様ですが
PHPモジュールがマルチスレッド非対応なのと設定が難しいです。

 

以下、工事中