妹の壊れたキラミューン2014ペンライトを修理した

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今年の3月のイベントで買ってきたキラミューンのペンライト。 このペンライト単4電池3本で10色に色を変える事が出来ます。 2本あったペンライトの内、1本が電池を変えても色が変で 壊れたと言っていたので修理してみました。

キラミューン2014ペンライトの修理

まずは症状

ペンライトの故障の状態・症状

赤・緑などの単色はOKですが、青が混ざる白などは色がおかしい。 青単色も点灯しなかったり、弱かったりしたので青LED系の故障と 判断しました。 妹の壊れたキラミューン2014ペンライトを修理した

ペンライトの分解

ペンライトの分解は、光る部分を回すと外せるので外して、 光る部分が付いていた根元の部分にリングがあるのでリングを外して 電池ボックス内に2本ネジがあるのでネジを外せば分解出来ます。 もちろん分解などは自己責任でお願いします。

故障箇所の診断

まずはLEDを単独で点灯させてみます。 普通の電源で点灯させると壊れるのでvfよりも低い3Vぐらいで点灯させたら 青も普通に点きました、LEDは正常の様です。 ペンライトの基板上にチップトランジスタがあるので半田付け直したら 点灯する様にはなりましたが、しばらくしたら点灯しなくなりました。

制御信号のチェック

青LED駆動用トランジスタは死んでいると見て間違い無いのですが トランジスタを駆動するマイコンが生きているかどうかチェックします。 使用するのはパルサーの波形などで使ったオシロスコープ。 赤LED駆動波形 キラミューン2014ペンライト・赤LED駆動波形 青LED制御波形 キラミューン2014ペンライト・青LED制御波形 赤LED駆動と青LED制御のパルス幅が同じなので マイコンは正常の様です。

青LED駆動トランジスタ「Y2」の交換

元々付いていたトランジスタはY2とかかれたトランジスタ。 Y2と表記されたチップトランジスタ かなり情報が無く、試しに秋月にもある同じ大きさのチップトランジスタ 2SC3325に交換したら、青LEDが常点してしまいダメ。 今度は2SC3325とコンプリメンタリーにあたる2SA1313に交換したら 動作する様になりました。

チップトランジスタの取り外し方

再利用不可の自己流ですが、3番のピンをはんだこてで暖めながら 上の方に力を加えて3番ピンを浮かせます。 その後、1番と2番ピンを同時に温め、落とします。 温まって無いうちに力を加えたり、力を加えすぎたりすると パターンが剥離してしまう可能性があります。 壊れたチップトランジスタを取り外した後

チップトランジスタの取り付け方

取り付け方も自己流ですが、チップトランジスタにはピンセット必須!! 先が細くて曲がったピンセットだとより良いと思います。 取り付け方は、ピンセットで基板のパターン上に持って言って 位置が決まったら、ピンセットの先で押さえてその間に1端子だけ 半田つけ(仮止め)します。 これで固定されるので残る2端子も半田付けします。 ただ、位置が中々決まらないのでは仮止めするまでに時間にして 10分以上、3回は基板から落としました。 なれないと中々難しいです。 新しいチップトランジスタ2SA1313を取り付けたペンライトの基板 基板横に貼ってある黄色いテープはマスキングテープ。 半田ごてが当たってプラスチックが溶けるのを防ぐ役目があります。 1枚だと不安なので三重に貼っています。