金魚のエサくれくれ鼻上げと危険な鼻上げを見分ける方法

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金魚の鼻上げとは水面近くで口をパクパクさせる事
危険な鼻上げの場合は酸欠のサインなのですぐに対処が必要。
ただ、人に慣れてくると人が近づくだけでエサをねだる、餌クレ鼻上げをする事があります。
この記事ではエサクレクレ鼻上げの見分け方を紹介したいと思います。

エサが欲しい時のエサくれくれ鼻上げの特徴と見分け方

エサくれくれ鼻上げをしているピンポンパール2匹

餌くれくれ鼻上げは、人に慣れてないとしません。
外飼いしていたり、買ってきてまだ日が浅い場合は危険な鼻上げの場合が多いと思います。

人が居ないと餌くれくれ鼻上げはしないで、人が近づくと
餌をねだる様に鼻上げをしだします。
なので、一度隠れてみて鼻上げをしている様なら危険な鼻上げです。

最後に、餌くれくれ鼻上げは餌をねだっているので
餌をやればしばらくの間鼻上げはせず餌を食べるのに夢中になります。
ただ、餌をすぐに食べきってしまった場合は、追加の餌をねだってきます。
餌をやっても無視して鼻上げをしている場合は、危険な鼻上げです。

危険な鼻上げだった場合の対処法

危険な鼻上げの場合、酸欠のサインなのですぐに対処が必要です。
そのまま放置すると、金魚が死ぬ可能性があります。

エアーレーション

とりあえず応急措置的な対処法。
エアーポンプとエアーストーンで空気を送ります。通称ブクブク。
これでエアーレーションすることで多少改善するとは思いますが、
金魚の健康を考えたら下の対策を早めに行った方が良いです。

水換え

水質悪化が原因の酸欠状態に有効な対処法。
一度に全部変えると水質の変化でショックを起こすかもしれないので
半分から1/3の水槽の水を交換します。

これは、水が古くなると生物濾過の飼育水浄化過程で亜硝酸が溜まってきます。
この亜硝酸(No2)やその後の硝酸塩(No3)は多少水草の肥料ともなりますが、
多くの場合、金魚の酸欠状態を招いたり、藻の原因となります。

亜硝酸(No2)は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすく、酸素を十分に運ばなくなるそうです。
【参考】金魚がずっと鼻上げをしています。酸素不足ではないと思います。

自然界であれば嫌気濾過で窒素(N2)へと還元されますが
狭い水槽内ではそれが出来ません。
還元ろ過BOXなどの嫌気濾過が出来る物もありますが、還元濾過にはPHの変化や
硫化水素が発生するリスクもあり、60cm以下の水槽では使用出来ません。
【参考】還元ろ過BOX・カルシウムリアクターBOX詳細(外部リンク用)

水換えのタイミングを掴むまでは亜硝酸と硝酸塩をチェック出来る試験紙を買うと良いでしょう。

【参考】メダカ・金魚水槽の水質を見える化する試験紙テトラテスト6in1

金魚を分ける

1つの水槽に多くの金魚を詰め込んでいる場合は、水槽を分けた方が良いかもしれません。
過密状態で飼育すると、金魚もストレスがたまりますし酸欠の原因になります。
【参考】チャーム|水槽で楽しめる金魚特集
60センチの大きな水槽だと小さな金魚なら6~10匹、大きな金魚なら2匹
30センチの小さな水槽なら小さな金魚は2~3匹
が目安だそうです。

これより過密状態なら、エアーレーションや
水質が悪化しやすいので水換えをこまめに行う様にしてください。

その他

水草をいっぱい植えていて夜のみ鼻上げする場合は水草の酸素消費
による酸欠の可能性があります。

また、金魚の病気、えら腐れ病による呼吸困難で鼻上げをしている
可能性もあります。

まとめ

金魚の餌くれくれ鼻上げはエサやると一時的には収まると思います。
また、エサに見向きもせず鼻上げをしている場合は危険なので
良く観察して水換えや病気ぼ場合は投薬などの処置をしてください。

エサをねだる鼻上げは、
人が近づく初めて近くに寄ってくるので人懐っこくてとてもかわいく思えます。
でも時々異物が付いてないか泳ぎが変では無いかよく観察して
病気などの早期発見と治療が出来ると良いかと思います。